株式会社サルース

歴史的建造物のような住宅を

ブログ
2021/04/16

明治の頃、北海道には、有名な歴史的建造物が建てられ、そして今は国に大事な財産として大切に守られています。その建物の多くは米国様式での建築。

沢山の装飾材が使われて、デザインもシンメトリーが多く、細部までこだわって建築されています。

お客様のご希望もあり、伝統的な素晴らしい建造物に近づけれるように現在建築中。

いつも、設計デザインをして大変なことと、そして感慨深く小さな感動が心の中で生まれています。それは私の中では毎度のことです。

明治時代もそうですが、欧米の建物は日本よりもずっとずっと古く歴史があります。それと同時に一般住宅においても、様式やこだわりが半端ありません。アメリカ西海岸は比較的歴史は新しいのでしょうが、そこでも、すでに200年以上の住宅はあちこちにあります。そしてどれも、細部にわたって、外観のデザインにぬかりがないです。切妻屋根の作り方から配置。窓の大きさから配置。どれをとっても適当ではなく、綺麗にバランスよく、芸術的なデザインで仕上がってます。そして、そのような住宅は外観だけではなく、室内からも綺麗にみえるように工夫がされてます。内部と外部とのバランスを一気に両方完璧に設計されてるわけです。200年以上もまえの家になると、デザイナーではなく、大工さんが全てを請負い、オーナーと作り上げていったわけです。日本の大工さんといえば、イメージはねじりはちまきに、「てやんでー!!」と 素敵 とか、美しいデザイン などの言葉などとは、無縁な頑固親父のイメージ😅

でも、欧米の住宅を作った大工さんはこだわる視点が違ったんだなーと、ほんとにすごいなーと、設計デザインで行き詰まる度におもい、勝手にリスペクトして感動してます

でも日本も神社仏閣の建造物は素晴らしいバランスとれたデザインとディテールのこだわりがありますよね。宮大工さんも同じように素晴らしい感性をお持ちなんだとおもいます。

これから数ヶ月後には完成する現場ですが、少しでもその歴史に近づけることができるだろうかと、不安と緊張と、そして期待をもちながら現場をすすめていきます!

 

 

 

 

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